[25日 ロイター] - 世界反ドーピング機関(WADA)は25日、ロシアによるドーピング検査のデータ改ざんが認定されたとし、今後4年間、同国を五輪や世界選手権から除外するべきとの見解を示した。
WADAのコンプライアンス審査委員会(CRC)がロシアによるデータ改ざんを認定。処分については12月9日にパリで開かれる常任理事会で協議されるという。
CRCは26ページに及ぶ報告書で、調査の結果、モスクワの検査所から回収されたデータが不完全で信頼できるものではなかったことが判明したとし、ロシア反ドーピング機関(RUSADA)には信頼性がないと結論づけた。
4年間の除外処分となった場合、ロシアは2020年の東京五輪、2022年に北京で行われる冬季五輪に出場できなくなる。しかし不正に関与していないことを証明できる選手は、2018年の平昌冬季五輪同様、個人資格で参加できるという。
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