[ニューヨーク 16日 ロイター] - 男子テニスの世界ランク3位、ステファノス・チチパス(23、ギリシャ)は、ツアー参加に必須ではないかぎり、新型コロナウイルスのワクチン接種は受けないと述べた。
チチパスは米国での大会に出場する間、ワクチン接種を受けるかとの質問に対し、「ワクチン接種が必須とは誰からも聞いていない」と発言。「いつか受けなければならなくなると思うが、今のところツアー参加に必須ではないので受けていない」と話した。
ATPツアーは選手のワクチン接種を推奨しているが、ワクチン接種に対する考えはテニス界で分かれている。世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)は選手にワクチン接種が義務付けられないことを願っているとし、自身が受けたかどうかは明かしていない。
その一方で、同じく四大大会で通算20勝を挙げているロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)は、世界が通常の生活を取り戻すために、選手たちもやるべきことはやらないといけないと考えている。
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