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サッカー=フランクフルト、サポーター暴動は観戦禁止が要因と指摘

 サッカーのドイツ1部ブンデスリーガ、アイントラハト・フランクフルトは、敵地で行われた欧州CLのナポリ戦で発生したサポーターの暴動について、イタリア当局がフランクフルトのサポーターを観戦禁止にしたことが主な要因と指摘した。イタリアのナポリで15日撮影(2023年 ロイター)

[ベルリン 17日 ロイター] - サッカーのドイツ1部ブンデスリーガ、アイントラハト・フランクフルトは、敵地で行われた欧州チャンピオンズリーグ(CL)のナポリ(イタリア)戦で発生したサポーターの暴動について、イタリア当局がフランクフルトのサポーターを観戦禁止にしたことが主な要因と指摘した。

両クラブによる欧州CLの決勝トーナメント1回戦は、2月にフランクフルトのホームで行われた第1戦でファンが衝突。イタリア当局は第2戦でのフランクフルトのサポーターによる暴力の可能性を懸念し、同サポーターらの観戦を禁止していたが、サポーターグループはそれでもイタリアを訪れた。

そして、試合前にサポーターらは治安部隊と衝突。パトカーの炎上、警察官への物の投げつけ、椅子や机が地面で打ち壊される様子などが映像に記録されており、両チームのサポーター計8人が逮捕される事態となった。

フランクフルトで役員を務めるフィリップ・レシュケ氏はクラブの声明で、「私たちは、チケットの販売禁止や入場禁止、渡航禁止をしても何も解決できないと確信している。何千人ものサポーターからこのような試合を見る機会を奪い、すでに緊張していた雰囲気に追い打ちをかけ、それでも結局、同じような考えの人々が集まるのを防ぐことはできない」と述べた。

一方で、暴動そのものについては「極めて遺憾に思う。この暴力を正当化することは絶対にできない」とし、「サッカーに害を及ぼし、アイントラハト・フランクフルトに害を及ぼし、弾圧や禁止令なしにスタジアムでサッカーの試合を見たいと思っていた全てのファンの権利を守るために立ち向かう私たちの努力に害を及ぼす」と非難した。

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