[19日 ロイター] - 国際テニス・インテグリティー・エージェンシー(ITIA)は19日、禁止薬物に陽性反応を示したとして暫定的な資格停止処分を受けている女子の元世界ランキング1位、シモナ・ハレプ(31、ルーマニア)について、新たにドーピング違反が見つかったと発表した。
ハレプは昨年の全米オープンでの検査で禁止薬物ロキサデュスタットが検出され、同年10月から暫定的な資格停止処分に。禁止薬物の故意の摂取を否定し、正規品のサプリメントが汚染されていたために少量の抗貧血薬が体内に入ったことを証明する証拠があると主張していた。
今回の違反は生体パスポートの不正に関連するもの。ハレプはこれを受け、ツイッターで「私の名前は最悪の形で汚されただけでなく、自分では理解できない理由で、違法薬物の接種など全く考えもしないということを証明するために、ITIAの絶え間ない決定に直面している」との声明を出し、法廷で無実を証明する機会を求めるとも述べた。
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