[12日 ロイター] - テニスのイタリア国際は12日、ローマで試合を行い、男子シングルス3回戦では四大大会最多21勝のラファエル・ナダル(スペイン)がデニス・シャポバロフ(カナダ)に逆転負けを喫した。
第3シードのナダルは第1セットで6─1と幸先のいいスタートを切ったが、第2セットを5─7で落とすと、第3セットは2─6で屈した。第3セットでは古傷の影響を感じさせるような足のひきずり方を見せ、14回目の優勝を目指す全仏オープンに向けて不安を残す形となった。
ナダルは報道陣に対し、「けがをしているわけではない。けがと付き合いながらプレーしている選手であり、それだけだ。試合の滑り出しはかなりよかった。練習でも非常によかったし、ウォームアップも他の日よりいい感じだった。でも、こういうことが起きると、他のポジティブな面も消えてしまうものだ」と語っている。
第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)はスタン・バブリンカ(スイス)に6─2、6─2と快勝。キャリア通算998勝となり、史上5人目の1000勝まで残り2勝とした。
第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、第4シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)、第5シードのカスパー・ルード(ノルウェー)なども順当に勝ち上がった。
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