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テニス=ロシア出身ルブレフが戦争反対訴え、「平和を願う」

 3月3日、男子テニスでロシア出身のアンドレイ・ルブレフは、国々の衝突によって市民が苦しみ、亡くなるのは「クレイジー」と述べ、世界平和を訴えた(2023年 ロイター)

[3日 ロイター] - 男子テニスでロシア出身のアンドレイ・ルブレフは3日、国々の衝突によって市民が苦しみ、亡くなるのは「クレイジー」と述べ、世界平和を訴えた。

ルブレフが最初に戦争反対のメッセージを明らかにしたのは、約1年前にロシアがウクライナ侵攻を始めた数日後のこと。優勝を果たした昨年のドバイ選手権中、試合勝利後にカメラのレンズに「No War Please(戦争はやめてください)」と書いていた。

今年もドバイ選手権に出場しているルブレフは、3日に行われた準決勝のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)戦の勝利後、ロックシンガーでソングライターの故ビクトル・ツォイ氏を引き合いに、カメラのレンズに「Tsoi is alive(ツォイは生きている)」と書いた。

ツォイ氏はソ連で最も成功し、影響力のあった歌手のひとり。ルブレフは記者団に対し、「あの時代に私は生まれていなかったが、難しい時代だった。彼の声はとてもパワフルで、彼の書く歌詞は当時の多くの人々に希望を与えた」と述べ、カメラにメッセージを書いた理由について「今、この時代にも似たようなことが起きていると思うから」と説明した。

そして、国々の衝突によって起きている物事を無視することはできないとし、「これほど多くの普通の市民が苦しみ、亡くなっていることはクレイジーだ。携帯電話、インターネット、ソーシャルメディアが普及する私たちの時代にこのようなことが起きているというのは大変なこと」と続け、「全ての国に早く平和が訪れることだけを願っている」と語った。

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