[メルボルン 9日 ロイター] - テニスの四大大会、全豪オープンの大会ディレクターを務めるクレイグ・タイリー氏は9日、今月行われる同大会に出場する選手は新型コロナウイルスの検査を受ける必要はなく、陽性の場合でもプレーを認める方針を明かした。
タイリー氏はこの方針について、国内状況を反映させたものであると説明。厳しい感染防止対策が講じられた過去2年と比べ、対策は大幅に緩和されることになる。2021年大会は「バブル」内で行われ、当地での感染拡大を受け、数日にわたり大会は無観客で行われた。
また、昨年は同大会通算9回の優勝を誇るノバク・ジョコビッチ(セルビア)が新型コロナワクチン未接種だったため、オーストラリアから強制送還されるという事態が発生した。
タイリー氏は「体調不良の場合は自主隔離してほしい」と求め、「今後も医療スタッフがモニタリングを行う」とした。
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