[メルボルン 17日 ロイター] - 女子テニスのカミラ・ジョルジ(31、イタリア)は17日、新型コロナウイルスの偽造ワクチン接種証明書を要求したとされる問題を巡り、事実ではないと否定した。
イタリアメディアによると、医師のダニエラ・グリローネ氏が昨年2月にイタリア警察から訴追され、偽のコロナワクチン投与とワクチン接種証明書を偽造した疑いで捜査が続いている。グリローネ医師はイタリア紙コリエレ・デル・ベネトのインタビューで、この疑惑がジョルジに関連しているとし、ジョルジがワクチンを受けず、偽造の接種証明書を求めていたと語った。
ジョルジは昨年の全豪オープンでシングルス3回戦まで勝ち上がった。当時、豪入国にはワクチン接種証明書が必須で、男子のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が未接種のために強制送還された。
ジョルジは、記者団からグリローネ医師に偽造証明書を要求したかと聞かれると「全くしていない。私の問題ではなく、彼女(医師)の問題。彼女からは1回ワクチンを受け、その他は別の医師からだった」と話した。
また、「私はワクチンを受けた。豪政府に求められていた全てのことをやった」と強調。「ただ、複数の場所でワクチンを受けただけ。私はとても冷静だし、そうでなければきょうここに来て、プレーできないだろう」と続けた。
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