[25日 ロイター] バンクーバー冬季五輪は25日、フィギュアスケート女子のフリーを行い、ショートプログラム(SP)で2位につけていた浅田真央(19)は3回点半ジャンプを2回成功させ、銀メダルに輝いた。金メダルはSPで首位に立っていたキム・ヨナ(韓国)が獲得した。
キムはフリーの演技で150.06点、SPと合わせて228.56点の世界最高得点を記録し、フリーで131.72点、合計で205.50点の浅田を上回った。SPで3位だったジョアニー・ロシェット (カナダ)が合計202.64で銅メダルを手にした。
演技に一部ミスがあった浅田は「悔しいが、自分のできることはできたかなと思う」と述べ、「トリプルアクセルを2回飛べたのはすごく良かったが、他の部分にミスがあったので全然納得していない」と涙ながらに語った。
フィギュア女子の日本勢メダル獲得は、1992年アルベールビル五輪での伊藤みどりの銀、前回トリノでの荒川静香の金に続く快挙。
SP4位だった安藤美姫はフリーでは124.10点、合計188.86で5位、SP11位の鈴木明子は合計181.44点で8位と共に入賞。日本人の両親を持つ長洲未来(米国)は190.15点で4位とした。
今大会での日本のメダルは、スピードスケート男子500メートル2位の長島圭一郎、同3位の加藤条治、フィギュアスケート男子3位の高橋大輔に続いて4個目となった。
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