[マドリード 10日 ロイター] サッカーのスペイン1部、バルセロナが10日、カタール財団とユニホームのスポンサー契約を結ぶことで合意した。契約は2015─2016年シーズンまでで、1シーズンにつき3000万ユーロ(約33億円)という、サッカー界でも空前の契約額となる。
同財団は1995年、カタールのハマド・ビン・ハリファ・サーニ首長によって教育、学術研究、地域開発などを目的に設立された。バルセロナの財務担当を務めるハビエル・ファウス氏は記者会見で、同財団はNGO(非政府組織)であり、商業目的のブランドではないと説明した。
バルセロナは、トップチームのユニホームにスポンサー企業のロゴを入れない方針を採用。代わりに国連児童基金(ユニセフ)に年150万ユーロを支払い、同基金のロゴを入れている。
クラブの広報担当者は、2つのロゴを一緒に見せることが難しい場合、カタール財団のロゴを優先し、ユニセフのロゴの位置を移すことも検討中と述べている。