[ニューヨーク 17日 ロイター] 米大リーグ(MLB)のツインズなどで歴代11位の573本塁打を記録し、「キラー」の愛称で親しまれた強打者ハーモン・キルブリュー氏が、食道がんのため17日にアリゾナ州スコッツデールの自宅で亡くなった。74歳だった。
キルブリュー氏は1954年に当時のセネターズに入団。セネターズは1961年にワシントンからミネソタに移転しツインズと改称。それ以降、現役最後の1シーズンにロイヤルズでプレーするまではツインズ一筋だった。
22年のキャリアで通算2435試合に出場し、1584打点、打率2割5分6厘をマーク。1969年にはアメリカン・リーグMVPを獲得し、現役引退後は1984年に殿堂入りを果たしていた。
ツインズの球団社長は「ツインズとファンにとってキルブリュー氏ほどの存在はいない。ホームランを量産したバッターの1人として、またツインズ隆盛の礎を築いたリーダーとして、いつまでも忘れないだろう」と述べている。