[ニューデリー 8日 ロイター] チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世は8日、8月に開催される北京五輪への支持を表明した。中国の当局者が先に、ダライ・ラマが同五輪大会を妨害しようとしていると主張したのに答えたもの。
ダライ・ラマの側近は、ロイターの電話取材に対し「ダライ・ラマは北京五輪をずっと支持しており、そのことを再確認した」とコメント。さらに「中国当局者がテレビのインタビューで話していた内容は事実ではなく、文脈を無視して解釈されたものだ」と述べた。
中国チベット自治区の張慶黎・同区共産党委員会書記は7日、ダライ・ラマが北京五輪を破壊しようとしている、などと非難していた。