[ブラジリア 27日 ロイター] - アジア・サッカー連盟(AFC)のサルマン会長は27日、2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会でアジアの4チームが1勝も挙げられず敗退したことについて、警鐘を鳴らされたと指摘した。
アジアから出場した日本、オーストラリア、韓国、イランはいずれも勝利なしに終わり、1次リーグで敗退した。4チームによる勝ち点の合計は、引き分け3試合による3点にとどまった。アジアのチームが1勝も挙げられなかったのは1990年イタリア大会以来。
サルマン会長は声明で、「本W杯はアジアのすべての国々にとっていい勉強になった」とし、「アジアは弱点を理解すると同時に、自分たちの能力を信じなければならない」と呼びかけた。
1938年大会でインドネシア(当時オランダ領東インド)がアジアから初出場して以来、これまでアジア代表のチームはW杯で通算14勝しかしていない。それに対して本大会では南米から出場した6チームが既に合計13勝を挙げている。また、アジアで過去にW杯1次リーグを突破したのは通算6チームのみ。
サルマン会長はアジアのチームに2018年ロシア大会では改善した結果を見せてもらいたいとし、「われわれはアジアのサッカーをレベルアップしなければならない。そのために待っている時間はない」と語った。
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