[ロンドン 11日 ロイター] - ドーピングにより自転車ロードレースからの永久追放処分を受けているランス・アームストロング氏は、「私はサイクリング界のヴォルデモート卿のように扱われている」と、自身を世界中で大ヒットした「ハリーポッター」シリーズの悪役に例えた。
アームストロング氏は「アメリカのテレビでは、まるで私の名前を出すことさえ避けられているかのようだ」と、名を言うことも恐れられた悪役ヴォルデモート卿との共通点を強調。「みんな、私が存在していないかのように扱おうとしている。でもすべては実際に起きたことであり、皆がそれを知っている」と非難した。
同氏は、今年のツール・ド・フランスのコース一部を、チャリティーで大会開幕前に走る計画を立てているが、国際自転車連合(UCI)のブライアン・クックソン会長にはそれを「不適切で敬意を欠く行為」と批判された。
アームストロング氏はこれについても「クックソン会長はほかのことに集中すべきだ。今、サイクリング界はいい状態にあるとは言えないからだ」と批判。自分が捕まってから自転車競技界の状況が改善したとは思えないと主張した。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」