[29日 ロイター] - サッカーのブラジル代表FWネイマールは、ワールドカップ(W杯)カタール大会に史上最多6回目の優勝を目指すチームの一員として参加しているが、これまでW杯では数々の苦い経験をしてきた。
2010年南アフリカ大会においては、当時18歳だったネイマールは所属チームのサントスで活躍し、代表デビュー戦でゴールを決めるなど華々しい代表キャリアのスタートを切ったが、当時のドゥンガ監督が本大会に招集することはなかった。
続く14年ブラジル大会は、母国開催のチームで5試合4得点と活躍し、攻撃のけん引役を担ったが、準々決勝のコロンビア戦で脊椎にひびが入る重傷を負い、涙で幕を下ろした。
18年ロシア大会では、ネイマールは右足首と第5中足骨を痛めていた影響で完全にフィットすることなく、ブラジルは準々決勝でベルギーに敗れた。
そして、今回のカタール大会では、セルビアとの開幕戦で足首の靱帯(じんたい)を損傷。スイス戦は欠場となり、チーム関係者によるとカメルーン戦にも出られる状況ではないという。
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