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五輪=ボルト、「カール・ルイスはリスペクトしていない」

8月9日、陸上の男子100メートルと200メートルで五輪連覇を果たしたウサイン・ボルト(写真)は走り幅跳びや100メートルなどで通算9個の金メダルを獲得したカール・ルイスについて、敬意を持っていないと明らかにした(2012年 ロイター/Stefano Rellandini)

[ロンドン 9日 ロイター] 陸上の男子100メートルと200メートルで五輪連覇を果たしたウサイン・ボルト(25、ジャマイカ)は9日、走り幅跳びや100メートルなどで通算9個の金メダルを獲得したカール・ルイス(米国)について、敬意を持っていないと明らかにした。

ルイスはボルト以外では唯一100メートルで五輪連覇を達成した選手。200メートルは金1つ、銀1つを獲得している。

ボルトは、ルイスを尊敬できない背景には、ルイスのこれまでの批判的な発言があると説明。ルイスは北京大会後、ボルトらジャマイカ選手のパフォーマンスについて、「ジャマイカにはしっかりとしたドーピング検査のシステムがないから、選手は数カ月の間、テストを受けずに済む」などと発言し、ドーピング疑惑を浮上させていた。

また、今大会のボルトのパフォーマンス後にも、「選手にとって大事なのは息の長さ。時代を通じて頂点に立つ必要がある」などと話し、ボルトの功績を手放しでは賞賛しない姿勢を取っていた。

ボルトはこれに対し、「他の選手を悪く言うのは自分をおとしめる行為。彼は自分が話題に上らなくなったから、注目を浴びたいだけなのだろう」と反撃。自分が一番尊敬するアスリートを1936年大会で4冠を達成したジェシー・オーエンス(米国)とし、「ルイスが私について話すときはいつも薬物、薬物。すでに引退した選手がこうしたことを言うのは不快だ」と怒りを表した。

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