[ロンドン 11日 ロイター] サッカーのイングランド・プレミアリーグは11日、先進技術を利用してゴール判定を補助するゴールライン・テクノロジー(GLT)について、来季から導入することを承認した。
この日行われた理事会では、全20クラブがGLTの1つ、「ホークアイ」の導入を承認。国際サッカー連盟(FIFA)は、ブラジルで開催される2013年コンフェデレーションズカップと14年ワールドカップ(W杯)でGLTの「ゴールコントロール」を使用すると発表しているが、リーグとしてGLTを導入するのはプレミアが初めてとなる。
「ホークアイ」はそれぞれのゴール裏にカメラを7台置いて審判の判定を補助するシステム。ボールがゴールラインを割っていれば1秒以内に主審に伝わる。プレミアリーグ最高責任者のリチャード・スクダモア氏は「リプレイ映像をスタジアムの大スクリーンで流すことができるかどうか、テストを行っている」と語った。
スペイン1部リーグの責任者も同日、2、3年のうちに同リーグでもGLTを導入したいとコメント。一方、欧州サッカー連盟(UEFA)はゴール裏に別途審判員を配置する案を支持し、テクノロジーの使用に断固反対の姿勢を示している。
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