[パリ 8日 ロイター] - テニスの四大大会の今季第2戦、全仏オープンは8日、当地で女子シングルス決勝を行い、世界ランク1位で第1シードのセリーナ・ウィリアムズ(31、米国)が同2位で第2シードのマリア・シャラポワ(26、ロシア)を6─4、6─4で下し、11年ぶり2回目の優勝を果たした。
最終セットに時速198キロの高速サーブで勝負に決着をつけたセリーナはコートにひざまずき、背をそらすようにして勝利の雄たけびを上げた。セリーナにとってはこれが通算16回目の四大大会シングルス優勝。
セリーナは試合後のインタビューにフランス語で応じ、「(初優勝から)11年後に優勝できるなんて信じられない。またここで優勝したい。まるで自分がパリジェンヌのような気持ち」と語った。
昨年の同大会でショッキングな1回戦敗退を喫したセリーナだが、その屈辱からはい上がり、続くウィンブルドン選手権、ロンドン五輪、全米オープンを制し、世界ランク首位に浮上。この12カ月で75勝4敗という圧倒的な成績を残した。
1968年のオープン化以降、全仏の女子シングルスで最年長優勝の記録を打ちたてたセリーナは、王者というものはどれだけ試合に勝つかではなく、故障や敗戦からいかに持ち直すかが大事だと考えているとし、「わたしの勝利への意欲は本当に高い。これからも現役を続けていくつか優勝したい」と語った。
*見出しの誤字を修正します。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」