[ブエノスアイレス 10日 ロイター] - 国際オリンピック委員会(IOC)副会長に新しく選出されたジョン・コーツ氏は10日、2016年リオデジャネイロ五輪で準備の遅れが懸念されていることが、2020年夏季五輪の東京選出に影響を与えた可能性があるとの見解を示した。
コーツ副会長は「すべての候補都市が何かしらの問題を抱えていた。しかし終わってみれば、東京が最も技術的に適した候補だった」と説明。「委員たちの中には、リオという難題を控えていることが頭の中にあった人もいたに違いない」と語った。
同副会長は続けて「リオに先週行ったが、行動は起こされていた。政府の支持もあり、彼らもうまく進んでほしいと思っているが、誰が何をするかなどの協力体制が整っていない」と説明。施設の建設が間に合わない可能性があり、選手村も会場から遠すぎるため、選手村に滞在しないアスリートが出るかもしれないと懸念を示した。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」