[8日 ロイター] - ソフトバンク9984.T傘下の米携帯電話大手スプリントS.Nは7日遅く、第5世代移動通信システム(5G)を利用していると消費者の誤解を招くとして、AT&TT.Nを相手取り提訴した。
訴状によると、「5G E」というロゴの入ったAT&T携帯端末が400超の市場で確認され、実際は4Gネットワークを使うのに「5Gエボリューション」の呼称を用いているとした。
スプリントによると、AT&T利用者の54%が「5G E」について5Gネットワーク以上と認識し、43%のユーザーはAT&Tの機器を現時点で購入した場合、5G対応機種と受け止めるという。
AT&Tは争う方針を示し、5Gエボリューションと5GEインジケーターにより、ユーザーは標準的な第4世代通信網(LTE)比最大2倍の速度が利用できる地域にいるかが分かると説明した。
AT&Tのランドール・スティーブンソン最高経営責任者(CEO)はCNBCのインタビューで、「『5G E』ネットワークでの速度、性能の向上が確認できる上、これは『究極的な5G』に必要な一歩だ」と話した。
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