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米スプリントの経営権失うべきではない=ソフトバンクG社長
2017年11月6日 / 07:11 / 13日後

米スプリントの経営権失うべきではない=ソフトバンクG社長

[東京 6日 ロイター] - ソフトバンクグループ(9984.T)の孫正義社長は6日の決算会見で、米携帯電話子会社スプリント(S.N)とTモバイルUS(TMUS.O)との統合交渉が決裂したことについて、経営権を互いに譲らなかったことが原因であることを明らかにした。

 11月6日、ソフトバンクグループの孫正義社長(写真)は決算会見で、米携帯電話子会社スプリントとTモバイルUSとの統合交渉が決裂したことについて「コントロール権を失う合併には合意すべきではないというのが取締役会の結論だ」と述べ、支配権をめぐりTモバイルと意見の相違があったことを明らかにした。都内で7月撮影(2017年 ロイター/Issei Kato)

その上で、スプリントはグループ戦略上重要だとして、中長期的に経営権を維持する姿勢を示した。

孫社長によると、Tモバイルから「かなり早い時点」で経営権を持ちたいとの意向が伝えられたが、ソフトバンクグループの取締役会は先月下旬、「コントロール権を失う合併には合意すべきではない」との結論を出した。

孫社長はスプリントについて「グループ全体のシナジーを考えると、仮にここから3─4年苦しい戦いが続いたとしても、5年、10年という単位でみれば戦略的に欠かすことのできない企業だ」と述べ、「中長期に経営権は保つ」との姿勢を示した。

ただ、経営権を確保できるのであれば「(交渉の)門戸は常に開かれている」とも付け加えた。

スプリントの7─9月純損益は4800万ドルの赤字だった。前年よりも赤字幅は縮小したが、3年ぶりに黒字となった4─6月期からは失速、再び水面下に沈んだ。

スプリントをめぐっては、資金繰りも不安視されているが、孫社長は単独でも資金調達ができるとして「まったく心配していない」と語った。

ソフトバンクグループは同日、経営に対するコミットを明確にするために、スプリント株式を追加取得すると発表している。

一方、出資を検討している配車大手ウーバー・テクノロジーズに関しては「最終的に細かな条件を詰めているが、条件次第では取り止める可能性がある」ことを明らかにした。「価格にかかわらず買わなければならないというわけではない」と述べ、価格が折り合わなければ出資しない可能性を示唆した。

ソフトバンクグループの2017年4─9月期決算(国際会計基準)は営業利益が前年比35%増の8748億円だった。ビジョン・ファンドの評価益に加え、スプリントの改善も利益を押し上げた。

同社は通期予想を開示していない。トムソン・ロイターがまとめたアナリスト21人の営業利益予想の平均値は1兆1944億円で、市場予想に対する進ちょく率は73%に達している。

*内容を追加しました。

志田義寧

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