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スリランカ、22年は7.8%のマイナス成長

スリランカ政府が15日発表した統計によると、2022年の国内総生産(GDP)は前年比7.8%減少、第4・四半期は同12.4%減少だった。写真は3月15日、コロンボで撮影(2023年 ロイター/Dinuka Liyanawatte)

[コロンボ 15日 ロイター] - スリランカ政府が15日発表した統計によると、2022年の国内総生産(GDP)は前年比7.8%減少、第4・四半期は同12.4%減少だった。

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは13日、スリランカの今年のGDPは3%減となるが、24年には持ち直すとの予想を示した。

経済運営の失敗と新型コロナウイルス禍の影響で、スリランカは昨年初めに必需品輸入向けのドルが深刻な不足状態となり、1948年の独立以来最悪の経済危機に見舞われている。IMFは29億ドル規模の4カ年救済措置を20日に最終承認するとみられている。

アジア・セキュリティーズの調査担当者は、「こうした数字は予想とほぼ一致している。スリランカは22年第4・四半期に極めて高いインフレと燃料不足、高金利に見舞われた」と指摘。

その上で、「IMFの支援が見込めることとなり、中銀は今年、通貨を支え、いずれ金利を引き下げることもできるだろう。インフレは鈍化が続くとみられる」と述べた。

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