[コロンボ 12日 ロイター] - 経済危機に陥っているスリランカのウィクラマシンハ首相は同国で石油が不足する中、ロシア以外からの調達をまず検討する考えだが、ロシア産原油の購入を増やす可能性もあると述べた。AP通信が伝えた。
スリランカは過去70年で最悪の金融危機に陥っており、食料や燃料、医薬品など生活必需品の輸入を決済するドルが不足している。
財務相を兼務するウィクラマシンハ氏はインタビューで、中国から追加の金融支援を受けることに前向きな姿勢も示した。スリランカは多額の債務を抱えている。
スリランカの現在の苦境は「自ら招いた」ものだと説明。ウクライナとロシアの紛争がさらに状況を悪化させているとし、2024年まで深刻な食料不足が続く可能性があると続けた。
ロシアがスリランカに小麦輸出を提案したことも明らかにした。
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