[コロンボ 7日 ロイター] - スリランカのウィクラマシンハ大統領は7日、国際通貨基金(IMF)からの29億ドル規模の融資について、今月の第3週もしくは第4週に最終的な承認が得られる見通しと述べた。中国からの新たな支援により、IMF融資を受けるために必要な条件は全て満たされたと述べた。
スリランカは、1948年に英国から独立して以来で最悪とされる経済危機に見舞われている。
大統領は国会で、経済が改善する兆しはあるものの、輸入代金を完全に賄うだけの外貨はないと説明。IMFからの融資獲得は極めて重要と述べた。
その上で「スリランカは、IMFが要求する全ての事前措置を完了した」とし「昨夜、中国輸出入銀行から新たな書簡を受け取った。中央銀行総裁と私は趣意書に署名し、IMFに送付した。インドやパリクラブからの支援表明と合わせ、3月の第3週か第4週に承認が得られると期待している」と語った。
中国がスリランカに対して取った新たな支援の内容は不明。
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