[21日 ロイター] - スリランカ統計局が21日発表した1月の全国消費者物価指数(NCPI)上昇率は前年比で53.2%と、12月の59.2%から減速した。
食品は53.6%上昇、非食品は52.9%上昇した。 スリランカは過去70年超で最悪の金融危機脱却を目指しており、先週には国際通貨基金(IMF)による29億ドルの支援を獲得する取り組みの一環として、電気料金を66%引き上げた。過去6カ月で2回目の値上げとなり、昨年9月から減速ペースが鈍っていたインフレ緩和の足を引っ張るとみられている。
一方、スリランカ中央銀行は来週の政策決定会合で政策金利を据え置くとみられている。金利は昨年、インフレ対策として過去約20年で最高水準に達している。
中銀はインフレ率が年内に1桁台に低下すると予想している。
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