[15日 ロイター] - 米コーヒーチェーン大手スターバックスのハワード・シュルツ暫定最高経営責任者(CEO)は社員宛てのビデオメッセージで、「ここ数年はうその約束が数多くなされてきた」とし、こうした日々と決別すると語った。
メッセージは11日に社員に公開され、15日にロイターに公開された。
1987年からスターバックスを牽引し、先月に暫定CEOに復帰したシュルツ氏は従業員に対し「今後は守る約束をしていく。あなたの働く店舗の問題を解決するような本当の約束をする」と述べた。
また、研修や勤務時間の保証、設備の点検や修理の遅れなど現場の従業員が抱える問題を共有し、対応する計画も打ち出した。
シュルツ氏は、短期間で決定を下すことが逆効果だった事例が多くあったと認め、今後はこれを見直していくとした。
米国にある170超のスタバ店舗のバリスタは労働組合結成の活動が公になった昨年8月以降、連邦労働委員会に対して労組結成に向けた投票実施を請願。これまでに少なくとも10店舗の従業員が米サービス従業員国際労働組合(SEIU)傘下のワーカーズ・ユナイテッドに加入することを投票で決めている。
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