[上海 22日 ロイター] - コーヒーチェーン大手の米スターバックスSBUX.Oは22日、中国の一部店舗で販売した商品に、食品安全問題が浮上している上海福喜食品から仕入れた鶏肉が含まれていたと発表した。
米食品卸売会社OSIグループの現地法人である上海福喜をめぐっては、従業員が工場の床から食肉を拾っている姿や、期限切れの食肉を混ぜている姿がテレビで報じられた。同社から食肉を仕入れていた米マクドナルドMCD.Nと、ケンタッキーフライドチキン(KFC)を運営する米ヤム・ブランズYUM.Nは21日、相次いで中国の消費者に謝罪した。
上海市当局は報道を受けて、20日に上海福喜の工場を閉鎖した。
スターバックスは中国語のミニブログで、上海福喜食品とは直接のビジネス関係はないとしつつ、上海福喜と取引のある別の業者から鶏肉を仕入れたと明らかにした。鶏肉は商品「チキン・アップルソース・パニーニ」で使われ、13省・市の店舗で販売されたという。
同商品は全て、現在は販売していないとした。
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