February 26, 2020 / 4:03 PM / 4 months ago

中国鉄鋼生産、今後数カ月で減少見通し 新型ウイルス打撃で

[ロンドン 26日 ロイター] - 中国の鉄鋼生産は向こう数カ月間で減る見通しだ。昨年の好調な生産高は今年1月まで続いたが、新型コロナウイルスの感染拡大による打撃が表面化しそうだ。

1月は旧正月の休暇があったほか、新型ウイルスの感染拡大を防ぐための移動制限が導入されたにもかかわらず、鉄鋼生産は前年同月比7.2%増加した。

UBSのアナリスト、マイルズ・オールソップ氏は投資家向けのメモで「鉄鋼関連企業の在庫は過去最高水準にあり、中国の製鉄所の収益性が急低下した。向こう数週間は生産が減る見通しだ」と語った。

中国最大の鉄鋼メーカーである宝武鋼鉄集団は22日、新型ウイルスによる打撃で第1・四半期の生産が前年同期比5%減るとの見通しを示した。

世界鉄鋼協会が25日発表した統計によると、中国の1月の鉄鋼生産は8430万トン。世界の生産高は2.1%増の1億5440万トンだった。中国を除く世界の生産高は約3%減少した。

オールソップ氏は、1月に中国の生産が伸び続けた一因として、溶鉱炉で生産高を調整するには時間がかかる点を指摘した。

キャピタル・エコノミクスのアシスタント商品エコノミスト、キエラン・クランシー氏は、鉄鉱石などの原材料が積み上がっていることも一因だと説明。「その後、中国国内での移動制限により、在庫が急速に減った。オーストラリアのサイクロンで鉄鋼メーカーは原材料の調達がさらに難しくなった」とした。「総じて、鉄鋼生産が向こう数カ月間で減る兆しは大いにある。中国が最も打撃を受ける。中国の生産は2020年に5年ぶりのマイナスになる可能性もある」と見通した。

その他の主要な鉄鋼生産国も生産高が減った。インドは1月に前年同月比3.2%減、日本は1.3%減、欧州連合(EU)は4.9%減だった。一方、米国は2.5%増加した。季節的な要因のほか、比較的暖かい気候が追い風となった。ただオールソップ氏は、米国も新型ウイルスによってサプライチェーン(供給網)の混乱による打撃を受けるリスクがあると指摘した。

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