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英ポンド急落、EU離脱めぐるぜい弱性露呈
2016年10月7日 / 19:41 / 1年前

英ポンド急落、EU離脱めぐるぜい弱性露呈

[ロンドン 7日 ロイター] - 7日の外国為替市場で英ポンドが急落し、わずか数分の間に下落率は10%に達した。「フラッシュ・クラッシュ(瞬時の急落)」が発生したことで、英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる懸念により同国の通貨や国債などがぜい弱となっている状況が浮き彫りとなった。

 10月7日、外国為替市場で英ポンドが急落し、わずか数分の間に下落率は10%に達した。写真はポンド紙幣。バンコクの銀行で2010年10月撮影(2016年 ロイター/Sukree Sukplang/File Photo)

ポンドGBP=D4はアジア取引時間帯にわずか数分間で1ポンド=1.2600ドル近辺から1.1378ドル近辺まで約10%下落した。トムソン・ロイターのデータによるとポンドは1.1491ドルまで下落。1985年以来、31年ぶりの安値となる。

その後、ポンドはニューヨーク取引時間帯に1.2450ドル近辺まで回復したが、依然として1.3%安となっている。

英10年債GB10YT=RRも売られ、利回りは1.018%まで上昇した。

ポンド急落を受け、イングランド銀行(英中央銀行)は国際決済銀行(BIS)に調査を要請。中銀は声明で「カーニー総裁はBISの市場委員会に対し、アジア取引時間中に発生した英ポンドのフラッシュ・クラッシュについて調査するよう要請した」とした。

クレディ・スイス(ニューヨーク)の世界外為戦略部門責任者のシャハブ・ジャリヌース氏は今回の急落について「将来的に英ポンドがどのように乱高下するのか、市場から英国への警告だった」と指摘。

チャールズ・ハノーバー・インベストメンツの投資助言マネジャー、ジョナサン・ロイ氏は、英国のEU離脱をめぐり市場で懸念が出ていることがあらためて浮き彫りになったとの見方を示した。

わずかな時間に急落したため、コンピューターによる電子取引が背後にあったとの見方が大勢となっている。市場関係者は、大口取引向けのアルゴリズムのパラメーターに何らかのエラーがあった可能性があるとしている。

ただ英中銀は現在も調査を行っており、原因はまだ明らかになっていない。

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