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来週はもみ合い、2万円回復後は利益確定売り優勢に
2017年5月12日 / 07:38 / 6ヶ月後

来週はもみ合い、2万円回復後は利益確定売り優勢に

[東京 12日 ロイター] - 来週の東京株式市場は、もみ合いとなる見通し。瞬間的に2万円の大台を回復する可能性はあるが、達成後は利益確定売りや戻り待ちの売りに押されると見込まれる。米株や為替の動き、日米の経済指標の結果に一喜一憂する展開となりそうだ。ただ、好決算銘柄への旺盛な押し目買い需要は継続すると見られ、下値支え要因となろう。

 5月12日、来週の東京株式市場は、もみ合いとなる見通し。瞬間的に2万円の大台を回復する可能性はあるが、達成後は利益確定売りや戻り待ちの売りに押されると見込まれる。米株や為替の動き、日米の経済指標の結果に一喜一憂する展開となりそうだ。写真は東京証券取引所で2015年8月撮影(2017年 ロイター/Yuya Shino)

日経平均の予想レンジは1万9500円─2万0100円。

5月8日─12日の週は、7日の仏大統領選の決選投票で中道系独立候補のマクロン前経済相が下馬評通り極右政党、国民戦線(FN)のルペン氏に勝利した。欧州政治リスクが後退したことで日経平均は連日の年初来高値更新となり、2万円にあと一歩のところまで迫った。

ただ、指数は取引時間中の年初来安値を付けた4月17日から昨日までの約3週間で1700円以上急騰しており、12日時点の騰落レシオ(25日平均)は120%を超えている。市場では「テクニカル的な過熱感を解消するような動きが出る」(SMBCフレンド証券チーフストラテジストの松野利彦氏)との声が聞かれた。

政治イベントを通過し、市場の関心は国内外の経済指標や米株、ドル/円JPY=相場などの経済動向に移る。

JPモルガン証券・チーフストラテジストの阪上亮太氏は「世界景気のモメンタムが鈍化している。米エコノミック・サプライズ指数.CESIUSDは顕著に下がっており、これが下落すると米株が調整することが多い」と話す。同指数は経済指標の事前予想とのかい離を指標化したもので、想定通りをゼロとし、上振れならプラス、下振れならマイナス方向に動く。

米国では16日に4月住宅着工件数と4月鉱工業生産が発表される。市場予想を上回る数字が出れば「利上げ期待は高まり米長期金利も上昇、ドル/円JPY=は115円台、日経平均は2万円を超えてくることが確実になる」(三井住友アセットマネジメント・シニアストラテジストの市川雅浩氏)との声が聞かれる。

日本では18日に1─3月期実質国内総生産(GDP)1次速報が公表される。予測中央値は前期比プラス0.4%、年率プラス1.7%となっており、民間最終消費支出や外需の寄与を支えに、5四半期連続のプラス成長となる見通しだ。ただ、「改善は既に織り込まれており、買い材料にはならない」(松野氏)という。

国内企業決算の発表はピークを過ぎるが、週初めにはメガバンクなど金融機関の決算も相次ぐ。日経平均のEPS(1株当たり利益)は10日に1300円を超え、アベノミクス後の最高値圏にある。「残りの決算を消化しEPSがどこまで上昇できるか注目だ。決算が出揃ってきたので、最近の急上昇について行けなかった出遅れた投資家の買いも入りやすい」(独立系ストラテジスト)との見方も出ていた。

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