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米国株式市場は大幅反落、原油安で心理悪化

[ニューヨーク 11日 ロイター] - 11日の米国株式市場は大幅に反落して取引を終えた。米国の約10年ぶりとなる利上げが警戒される中、原油価格の下落が止まらず、投資家心理が悪化した。

 12月11日、米国株式市場は大幅に反落して取引を終えた。写真はニューヨーク証券取引所で11日撮影(2015年 ロイター/Brendan McDermid)

ダウ工業株30種平均.DJIの終値は全面安となり、309.54ドル(1.76%)安の1万7265.21ドルで取引を終えた。

S&P総合500種指数.SPXは39.86ポイント(1.94%)安の2012.37。

ナスダック総合指数.IXICは111.70ポイント(2.21%)安の4933.47だった。

週間でも値下がりし、S&Pは約3.8%安と8月21日までの週以来の大きな下落となった。ダウは約3.3%、ナスダックは約4.1%それぞれ低下した。

原油安が主な押し下げ要因だった。商品相場下落の影響がより広範な経済に波及するのではないかとの不安が浮上した。北海ブレント原油LCOc1は約7年ぶりの安値に、米原油先物CLc1は1バレル=35ドル台に落ち込んだ。国際エネルギー機関(IEA)が、年明けには供給過剰が悪化する可能性があるとする月報を発表したことが嫌気された。

原油下落を受けてエネルギー株指数.SPNYは約3.4%低下し、S&P総合500種の主要部門の中で最も大きく下げた。

取引時間の終盤にかけて売りは幅広い銘柄に波及した。ブライト・トレーディングのマーケッツストラクチャー部門を率いるデニス・ディック氏は「石油株の持ち高が多い投資家は、好調な銘柄でキュッシュを賄わなければならない」と述べ、オンライン小売りのアマゾン・ドットコムAMZN.Oなどに利益確定の売りが出たと指摘した。

この日は中国経済の減速懸念を背景に人民元CNY=が4年半ぶりの安値をつけた。米国の利上げに対する警戒感も強まり、市場心理の重しとなった。

合併で合意した米化学大手のデュポンDD.Nとダウ・ケミカルDOW.Nは5.5%と2.8%それぞれ値下がりした。1300億ドル規模の巨大化学メーカーが誕生するが、規制当局による厳しい承認審査が待ち受けている。

騰落銘柄の比率は、ニューヨーク証券取引所では下げ2745で上げ376(7.30対1)だった。ナスダックは下げ2388で上げ448(5.33対1)だった。

米取引所の合算出来高は約83億株で、直近20営業日の平均である69億8000万株を上回った。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル).DJI

終値      17265.21(‐309.54)

前営業日終値   17574.75(+82.45) 

ナスダック総合.IXIC

終値     4933.47(‐111.70)

前営業日終値   5045.17(+22.30)

S&P総合500種.SPX

終値    2012.37(‐39.86)

前営業日終値   2052.23(+4.61) 

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