February 18, 2020 / 3:51 AM / 5 months ago

アップル決算見通し嫌気し日経平均大幅続落:識者はこうみる

[東京 18日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は大幅続落した。1─3月期の売上高が会社予想に届かない見通しだと米アップル(AAPL.O)が発表したことを受け、電子部品株や半導体関連株を中心に幅広く売られた。新型コロナウイルスによる感染拡大の景気への影響が、さらに広がるとの不安を増幅させている。

2月18日、前場の東京株式市場で、日経平均は大幅続落した。都内の株価ボード前で1月撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

市場関係者の見方は以下の通り。

●先行きが見えない新型肺炎、為替は安心材料

<野村証券 投資情報部長 西澤隆氏>

新型肺炎の感染者数のピークアウトは、相場の底打ちを意味すると言われている。しかし、ピークアウトの兆しはいまだに見えないことに加えて、国内総生産(GDP)悪化や米アップルの売上高予想未達の見通しなど、複数のネガティブ材料が相場の重荷となっている。

特にアップルの業績については、中国で発生した新型コロナウイルスの影響が広範囲に出ることを認識させるものだ。

ただ、為替市場でドルが109円台後半で推移していることは安心材料だ。為替が安定しているうちは、極端なリスクオフムードやホームカントリー・バイアス(自国投資への偏重)には至らない。企業業績も108円近辺を想定為替レートとしている場合が多く、同水準が意識されている。為替が107円近辺の円高になってしまうと要注意だ。

●先物主導の下げ、新型肺炎は国内の爆発的増加に警戒

<いちよしアセットマネジメント 上席執行役員 秋野充成氏>

新型コロナウイルスの国内感染者数はこれから増加し、ピークアウトはまだ先との見方が多い。感染者が増えている間は短期プレーヤーから先物に仕掛け的な売りが出やすく、日経平均は2万3000円を割り込む水準まで下落する可能性もある。

日本の場合、医療施設数が限られていたり、態勢ができていなかったりで、今後、爆発的に感染者が増えた際に対応できるかという問題がある。国内で混乱が広がれば海外投資家などがまた売りの材料にするだろう。ただ、この話は延々と続くわけではなく、いつか収束に向かう。テーマとして飽きられて先物に買い戻しが入るとみている。

●新型肺炎の影響を具現化させたアップル

<岡三オンライン証券 チーフストラテジスト 伊藤嘉洋氏>

先物に短期筋の売り仕掛けが目立っているが、それを促したのは米アップル(AAPL.O)が1―3月期の売上高について会社予想に届かない見通しと発表した点だ。新型コロナウイルスの流行が中国での生産・需要に影響に与えたというのが理由であるため、これまで心理的な側面が強かった新型肺炎の影響が具現化した格好となっている。各種イベントの中止によって不安感が高まってきた中で、世界景気の見通しに不安を与えたことから、アップル・ショックと言ってもいいだろう。

ただ、マーケットにおいては過剰流動性相場が継続しており、新型肺炎の問題が落ち着きさえすれば、先行きは劇的な上昇となる可能性もある。テクニカル面では、日経平均が75日、200日両移動平均線が上昇トレンドにあり、中長期的な上昇相場における調整局面にあると言っていい。目先的には厳しい局面となりそうだが、ここは落ち着きを待ちたいところだ。

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