[ロンドン 2日 ロイター] - 2日の欧州株式市場急落の原因となったストックホルム株式市場の「フラッシュクラッシュ(瞬間的暴落)」は、米シティグループが出した1件の売り注文が引き金だったことが、関係筋の話で分かった。
この日は英国が祝日で取引量が減少する中、スウェーデンのOMXストックホルム30指数が一時8%下落。デンマークやノルウェー、ドイツ、イタリア、フランスなど他市場にも下げが連鎖した。
関係筋によると、この背景にはスウェーデン企業が組み入れられているナスダックのある指数に関連する計算ミスがあったという。
ナスダックは先に、急落の背景には1件のセルサイドの注文があったと発表。システム障害は確認されていないとした。
シティはコメントを控えた。
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