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JAL株が上場来安値、再建案に難問山積との見方

 10月15日、午後の株式市場でJALが上場来安値を更新。写真は同社機。1月撮影(2009年 ロイター/Issei Kato)

 [東京 15日 ロイター] 午後の株式市場で、JAL9205.Tが上場来安値を更新している。国土交通省が任命した経営再建タスクフォースが13日、経営再建策を提示したが、再建に向けて難問が山積しているとの見方から処分売りが続いている。

 タスクフォースがまとめた3000億円規模の債権放棄(債務の株式化含む)案は、今年6月に総額1000億円融資したばかりの主力4金融機関などにとって容易に承諾できる中味ではなく「協議がまとまらなければ、自然に法的整理となる」(タスクフォース関係者)との指摘が市場の警戒感を高めている。

 シティグループ証券では、減資リスク、増資による希薄化のリスクや、さらには関係者の合意が得られず公的整理となる可能性が残されていることを考慮し、15日付で同社株売り推奨を継続している。

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