*システム不具合の原因について加筆し、再構成しました。
[東京 5日 ロイター] 野村ホールディングス8604.Tは、野村証券のインターネット取引サービス、野村ホームトレードなどで発生した不具合は、電源系統の一部に発生した故障が原因だったと発表した。
野村証券では5日、ホームトレードと音声ガイダンスのほか、支店に設置してあるATM(現金自動預け払い機)が稼動しなかった。ホームトレードではウェブ上で口座にログインできなくなったほか、音声ガイダンスでも売買ができなくなった。野村証券の支店に設置してある合計330台のATM(現金自動預け払い機)でも入出金ができなくなった。
野村のグループ広報部によると、故障は5日午前2時30分に発生した。サーバーに電力を配電する電源系統(ハード部分)の故障という。
野村ホームトレードは271万の口座がある。グループのネット専業証券、ジョインベスト証券(東京都港区)や、野村証券の機関投資家の株式売買では問題は発生しなかったとしている。