[東京 13日 ロイター] 12日付日経新聞朝刊は、トヨタ自動車7203.Tの2010年3月期(米国会計基準)の連結営業損益が2期連続で赤字になる見通しと報じた。世界的な景気悪化で自動車販売が低迷するほか、円高で輸出採算も厳しく、赤字幅は5000億円超となる可能性もあるという。
報道によると、連結販売台数は650万台前後と6年ぶりに700万台を下回りそうであり、10年3月期の連結売上高は20兆円前後となり前期推定の約21兆円を下回る見通し。想定為替レートを1ドル=95円程度とした場合、前期に比べ約5円の円高になり、ユーロも前期比で円高を見込むという。
10日終値は前日比変わらずの3910円。一時、4000円の大台に乗せ、年初来高値を更新した。信用倍率は0.22倍と依然好需給だが一服感が出る可能性もある。
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(ロイター日本語ニュース 伊賀 大記記者)
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