［東京 ２５日 ロイター］ ＣＳＫ9737.Tが３１３円でストップ安売り気配。住友商事8053.Tと住商情報システム（ＳＣＳ）9719.Tは２４日、ＣＳＫ9737.Tの株式を１株２０３円で公開買い付け（ＴＯＢ）すると発表。ＣＳＫの２３日終値３４３円に対して４０．８２％と大幅なディスカウントになったことで売りが殺到している。
住商情報システムも大幅安。午前１０時５４分時点で東証１部値下がり率トップとなっている。
住友商事は子会社であるＳＣＳの事業基盤強化を通じ、戦略的事業分野であるＩＴサービス事業の競争力強化と住友商事グループの情報インフラの一層の高度化を図ることで企業価値を向上させるのが狙いとする。
ただ市場では合併効果への疑問も出ている。ドイツ証券は２５日付リポートで「両社は企業の情報システムを何でも構築する総合システムインテグレータであり、実際には相互補完はあまりないだろう」と指摘している。