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〔話題株〕双日<2768.T>:3000億円のMSCB、普通株への転換が完了

 [東京 4日 ロイター] 双日2768.Tは3日、優先株の買入消却の原資として06年5月に発行した3000億円のMSCB(転換価格修正条項付新株予約権付社債)がすべて普通株に転換したと発表した。これにより双日は、未消却のまま残る優先株(1089億円)を9月末にも買い入れ消却し、懸案だった資本政策の整備を完了する。株式市場では、普通株への転換完了により、1株利益の希薄化懸念からも払拭(ふっしょく)されそうだ。

 双日は2003年5月と04年10月、取引先の旧UFJ銀行や旧東京三菱銀行、みずほコーポレート銀行などを引き受けとして総額6260億円の優先株を発行。この買い入れ消却原資として、06年5月に野村証券を買い受け先とするMSCBを発行した。野村証券は順次、普通株に転換し、3日付ですべてを転換し終えた。

 CB発行時には4億5230万株だった双日の発行済み株式総数は、約2.7倍の12億3385万株に増えた。優先株のままでは4.2倍にまで膨らむはずだった希薄化を抑えられたほか「優先株の高い配当負担(双日にとって当時年間50―60億円)も解消されたのはメリットだった」(広報担当者)という。

 06年度を初年度とする3カ年の中期経営計画で双日は、資源高などのマクロ環境の後押しもあり、07年3月期の連結純利益490億円の目標に対し588億円を計上。最終年の09年3月期に目標に据える600億円に届きそうな勢いだ。

 06年4月28日、MSCB発行による調達計画を発表した際の終値は727円。5月末の発行日までに約4800万株の優先株が普通株に転換したこともあり株価は527円に下げたが、3日終値は559円(前営業日比5円安)に回復。時価総額は約3000億円だったが約6900億円に拡大した。08年3月期ベースの株価収益率(PER)は約10倍となっている。

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(ロイター日本語ニュース 江本恵美 03-5473-3741 ロイターメッセージング:emi.emoto.reuters.com@reuters.net

 Eメール  emi.emoto@reuters.com)

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