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中国の株価指数先物取引、小規模で安定したスタートを希望=金融先物取引所幹部

 [北京 8日 ロイター] 中国金融先物取引所の朱玉辰総経理は8日、長らく待ち望まれてきた株価指数先物取引について、来月の開始を目指しているが、最大の懸念は余りにも多くの投資家を集めて不安定な取引になることで、関係当局は取引開始後の「緊急事態」も想定し、投機の抑制を図る方針であると述べた。

 朱氏は、全国人民代表大会(全人代)の会場で記者団に対し「われわれは、株価指数先物取引について、小規模で安定したスタートを望んでおり、初期段階で余りにも多くの投資家が参加することを期待していない」とし、「小規模なのがよい。多数の投資家が口座開設を希望しているとすれば、正直言って非常に心配だ」と述べた。

 上海を今後10年で国際金融センターに育成したい中国は、株価指数先物により、金融市場に厚みを持たせようとしている。

 朱氏は、発足当初に参加者が少な過ぎて売買高が過度に低迷するのではないか、との質問に「今のところ十分な投資家を確保している」と答えた。ただ、詳細には踏み込まなかった。

 株価指数先物市場は巨大市場にはならないとの見通しを示し、「普通の国内株投資家が参加できるような市場とは思わない。これは純粋にプロの投資家向けの市場で、だからこそ一定の制限が必要だ」と述べた。

 金融先物取引所は2月、試験的取引に参加できる投資家を制限するため、口座開設に必要な最低資金などの要件を発表した。

 朱氏は、こうしたルールはすべて、投機筋の新たなツールになる可能性があると一部の専門家が指摘している株価指数先物取引が始まっても、資本市場が安定を維持することを目的としている、と説明。

 「われわれは、多くの緊急事態を想定し、それが起こったら対応できる態勢を整えている。結局、安定が最優先だ」と述べた。

 一部報道で、株価指数先物の模擬取引に参加した投資家の80%以上が損をしたと伝えられている。

 朱氏は「テストにすぎないが、やはり株価指数先物が株の売買ほど単純でないことを、あらためて認識させられる」と述べた。

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