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東南アジア株式=大半が下落、韓国射撃訓練受けリスク回避的に

 [バンコク 20日 ロイター] 週明け20日の東南アジア株式市場の株価は、薄商いの中を大半の市場が下落し、シンガポール市場は1カ月ぶりの安値を付けた。韓国軍は20日午後、11月に北朝鮮による砲撃を受けた延坪島と周辺海域で射撃訓練を実施。これによる朝鮮半島情勢の緊張の高まりで、最近数週間のリスク回避ムードがさらに強まった。

 域内の各市場はこの日の大半を前営業日比マイナス圏で推移。ただ、懸念された北朝鮮の対抗措置がないまま射撃訓練が終了したことを受けて、株価は幾分下げ幅を縮小した。

 シンガポール市場のストレーツ・タイムズ指数(STI).FTSTI は0.64%安で終了。クアラルンプール市場のクアラルンプール総合指数(KLCI).KLSEは0.27%安。バンコク市場のSET指数.SETIは1.56%安。ジャカルタ市場の総合株価指数.JKSEは0.36%安。

 ベトナム市場のVN指数.VNIは1.44%安。一方、マニラ市場の総合指数(PSEi).PSIは0.49%高。

 シンガポールを拠点とするトレーダーは「外部要因による影響がより大きい。市場は朝鮮半島情勢に再び注目した。クリスマスシーズンのため、あまり活動がみられない」と指摘した。

 大半の市場の出来高が90日間平均を下回り、中でもバンコク市場は平均の半分未満だった。

 海外勢はインドネシア株を640万ドル分売り越した。一方、フィリピン株は9740万ドル分の買い越し。

 マニラを拠点とする株式ディーラーによると、マニラ市場では、フィリピン最大の上場企業、フィリピン・ロング・ディスタンス・テレフォンTEL.PSがPSEiの押し上げに最も貢献。ファンドマネジャーによるお化粧買いが入ったという。

 域内では金融関連の大型株が幅広く下げ、シンガポールのDBSグループ・ホールディングスDBSM.SIが0.7%安。タイのバンコク銀行BBL.BKは2%安、インドネシアの国営ラクヤット・インドネシア銀行(BRI)BBRI.JKは2.4%安。

 クレディ・スイスは投資家に、今後アジアの高配当銘柄を買うことを推奨。同社はリサーチノートで「年末に向け、ユーロ圏債務問題や中国の金融引き締めをめぐる不透明感への懸念が、投資家にとって、利益を確定し、リスクへのエクスポージャー(関与)を減らす格好の口実となる公算が大きい。この戦術的な短期的株価下落を利用して、われわれが推奨するアジアの高利回り株のポジションを増やすことを勧める」としている。

 クレディ・スイスの買い推奨リストに載っている銘柄では、シンガポールの華僑銀行(OCBC)OCBC.SIが0.4%安、不動産開発キャピタランドCATL.SIは0.3%高。

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