[タンパ(米フロリダ州) 7日 ロイター] - 米国立ハリケーン・センター(NHC)は、熱帯低気圧「エルサ」が7日午後にフロリダ州北部を通過する際に勢力を弱めたと発表した。懸念されていた深刻な被害は免れるもようだ。
エルサは6日夜に今シーズン初のハリケーンに発達していた。
フロリダ州のデサンティス知事によると、沿岸部の一部では洪水や倒木などの被害が報告されているものの、負傷者や建物の大きな損傷などは報告されていない。フロリダ州全体では約2万6000世帯が停電した。
NHCの発表によると、エルサは7日にテイラー郡に上陸し、最大風速は秒速29メートルだったが、ジャクソンビルの西方約170キロ地点で秒速約22メートルまで低下したという。
エルサは時速22キロで北上しており、ジョージア州、サウスカロライナ州、ノースカロライナ州では8日まで降雨が予想されている。
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