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今日の株式見通し=弱含み、米インフレ予想下げで円安期待が後退
2017年6月14日 / 22:45 / 5ヶ月後

今日の株式見通し=弱含み、米インフレ予想下げで円安期待が後退

[東京 15日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、弱含みの展開が想定されている。軟調な米経済指標を受けドル安/円高が進行。利上げの決定ともに、年内のバランスシート縮小着手の方針が明らかになった米連邦公開市場委員会(FOMC)ではインフレ率予想が引き下げられ、中期的な円安期待が後退している。

米ハイテク株の下落も弱気材料として位置付けられそうだ。

日経平均の予想レンジは1万9750円─1万9950円。

米国株式市場ではダウ.DJIが最高値を更新。一方、ハイテク株は再び軟化し、ナスダック総合.IXICとS&P総合500種.SPXは下落するなど主要指数は高安まちまちとなった。

米連邦準備理事会(FRB)の追加利上げを背景に金融株が上昇したものの、原油安を受けエネルギー株が軟調に推移した。さらに米5月消費者物価指数(CPI)が前月比0.1%の下落となり市場予想を下回ったほか、米5月小売売上高は同0.3%減と1年4カ月ぶりの大きな落ち込みとなり、景気の先行きへの懸念が広がった。

低調な米経済指標を受けドル/円JPY=は一時108円台まで円高が進行。その後FOMCの結果発表とイエレンFRB議長の会見を経て、109円台まで戻しているが、東京市場の前日午後3時時点と比べると、円高に振れている。

日経平均先物9月限は、大阪取引所の夜間終値が1万9840円。シカゴの円建て清算値が1万9850円を付けている。配当落ち分の影響などを考慮すれば、現物の前日終値とほぼ横ばい圏内でのスタートが見込まれるが、寄り付きまでに一段と円高が進行すれば、続落して始まる展開が予想される。

またFOMCで公表された経済見通しでは、2017年の成長率予想が2.2%と、3月時点から上方修正された半面、17年末時点のインフレ率予想は1.7%と、前回の1.9%から引き下げられた。

SMBC日興証券・投資情報部部長の太田千尋氏は「FOMCの利上げとバランスシートの話自体は予想通り。日経平均は前日終値近辺を挟んだ動きが見込まれるが、インフレ率予想の引き下げは長い目でみるとドル安・円高要因となる」と指摘する。

日中は為替にらみの展開が想定される中、日経平均は25日移動平均線(1万9837円05銭=14日終値)近辺での攻防となる公算も大きい。

国内の主なスケジュールは、翌日までの日程で日銀の金融政策決定会合が開かれる。またビーブレイクシステムズ(3986.T)がマザーズに新規上場する。海外では英中銀金融政策委員会が予定されているほか、5月米鉱工業生産などの公表も控えている。

前営業日終値 年初来高値 年初来安値

日経平均.N225      19883.52 20239.81 18224.68

-15.23 2017年6月2日 2017年4月17日

シカゴ日経平均先物9月限 19850(円建て)

*内容を追加しました。

長田善行

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