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欧州市場サマリー(30日)
November 30, 2017 / 11:48 PM / in 14 days

欧州市場サマリー(30日)

[30日 ロイター] - <為替> ドルが対ユーロEUR=で下落し4日ぶり安値をつけた。ドルは他の主要通貨に対しても概ね軟調。米税制改革法案の行方をにらみながら、月末を迎え調整の動きが出ている。ドル/円JPY=は112円台前半での取引。

<ロンドン株式市場> 続落して取引を終えた。前日に続き英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)交渉への期待からポンドが上昇。国際的に事業を展開しドルで収益を上げる銘柄が多いFT100種の重しとなった。月間ベースでは11月は約2.1%安と、6月以来の大幅な落ち込みとなった。

交渉についてはこの日、争点の一つとなっていた英領北アイルランドとアイルランドの国境について合意に近いとの報道があった。28日には、英国がEUに払う「手切れ金」について合意したとの報道があり、ポンドの上昇が続いている。

スーパー大手のテスコ(TSCO.L)とセインズベリー(SBRY.L)は2.0%と1.4%下落した。11月の英消費者信頼感指数が、昨年実施したブレグジットを巡る国民投票以来の低水準となったことが嫌気された。個人消費は英経済の主要な推進力だ。

石油株も売られた。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国の産油国は、原油の減産を現在期限としている来年3月から年末まで延長することを決めたものの、多くのアナリストらは期限延長を既に織り込んでいた。原油は値を下げ、それに伴い石油大手のBP(BP.L)とロイヤル・ダッチ・シェル(RDSa.L)は1.1%と0.4%それぞれ下落した。

<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。金融やテクノロジー銘柄が売られ全体水準を押し下げた。

STOXX欧州600種指数は月間ベースで約2.2%低下し、6月以来の大幅な落ち込みとなった。相場は今年に入り好調に上がってきたが、ここにきて利益確定の売りが集中した。企業利益のペースが落ちているほか、ドイツの連立協議が難航する中で政治的懸念が高まっている。

世界最大の再保険企業、ドイツのミュンヘン再保険(MUVGn.DE)は2.7%下落した。従前の利益水準に再び大きく飛躍することはないとする最高経営責任者(CEO)の見通しが売り材料となった。

    イタリアの銀行株.FTIT8300も0.17%上昇。ECBの銀行の不良債権処理に関する新たな指針案について、方針を固めるまでに数カ月間要するとの報道が材料視された。不良債権のこれまでよりも厳しい指針は、ユーロ圏における9150億ユーロ規模の不良債権の3割近くを保有するイタリアの銀行にとって特に打撃となるとみられている。

    <ユーロ圏債券> ポルトガル国債利回りが低下し約2年半ぶりの低水準をつけた。域内消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことを受け、欧州中央銀行(ECB)による緩和解除は緩やかなペースにとどまるとの見方が広がった。

    11月のユーロ圏CPI速報値は前年比1.5%上昇し、10月の1.4%から伸びが加速したものの、予想の1.6%には届かなかった。前日発表されたドイツのCPIは同1.8%と予想を上回る伸びを示し、国債に売りが出ていた。

    ポルトガル10年債利回りPT10YT=TWEBは7ベーシスポイント(bp)低下し1.87%と、2015年初旬以来の低水準。月間では8カ月連続の低下となる勢い。

    ポルトガル10年債とドイツ10年債DE10YT=TWEBの利回り格差は151bpと、2015年4月以来の水準に縮小した。

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