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富士重が北米好調で4―6月期最高益、利益率は13.3%と通期目標超え
2014年7月31日 / 06:12 / 3年後

富士重が北米好調で4―6月期最高益、利益率は13.3%と通期目標超え

[東京 31日 ロイター] - 富士重工業(7270.T)が31日発表した2014年4―6月期の連結決算では、売上高、各利益、世界販売台数いずれも4―6月期として過去最高となった。

 7月31日、富士重工業が発表した2014年4―6月期の連結決算では、売上高、各利益、世界販売台数いずれも4―6月期として過去最高となった。写真は5月、記者会見に臨む同社の吉永泰之社長(2014年 ロイター/Toru Hanai)

北米を中心に海外販売が好調だった。営業利益率は13.3%と15年3月期通期での目標12.5%をすでに上回っている。通期でも過去最高を見込んでいる連結業績予想は維持する。

4―6月期の営業利益は前年同期比13%増の787億円。トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト11人の予測平均値は810億円で、実績はこれを下回った。 高橋充・最高財務責任者(CFO)は会見で、4―6月期の実績は「期初計画に対しては若干、遅れている」と説明。北米向けに国内から輸出している分、計1万2000台(国内、米国で各6000台)が運搬中で在庫扱いになっており、売り上げが立っていないためで、「販売できれば計画線だった」としている。7月以降は「売り上げに結び付く」としている。 前年同期に比べ、為替の影響で92億円、海外での販売増加などで80億円、営業利益を押し上げた。原価低減も30億円プラスとなった。高橋CFOは原価低減について、当初は「上期で30億円刈り取れればと思っていたが、(4―6月の)3カ月間で30億円取れた」と指摘、7月以降も「この勢いでやっていけば上積みが期待できる」と述べ、コスト削減をさらに進める考えを示した。 売上高は同8.5%増の5933億円、純利益は同7.8%増の522億円となり、いずれも4―6月期として過去最高を更新した。  

また、タカタ製エアバッグ関連のリコール(無償回収・修理)費用に関しては対象台数が少ないため引き当てておらず、米国でのブレーキ関連の不具合に伴うリコール費用として約37億円の引当金を計上したという。

<北米販売が国内不振をカバー> 4―6月期の世界販売は同1.3%増の19万4000台だった。このうち、海外は同10.7%増の16万6000台。スポーツ型多目的車(SUV)「フォレスター」などの好調により、北米は同6.4%増の12万3000台となった。フォレスターなどを生産している群馬製作所(群馬県太田市)は依然として「フル操業の状態」(高橋CFO)という。

一方、消費税率引き上げの影響を受けた国内は同33.2%減の2万7000台と落ち込んだ。新型「レヴォーグ」の投入が当初計画の5月から6月に遅れたことも響いた。高橋CFOは「消費増税の影響が色濃く出ている。7月以降は販売刺激策を考えなければいけない」と指摘。今後は収益性の高いレヴォーグが貢献する見通しだが、「これからが正念場」と述べた。

通期の連結業績予想は従来予想を据え置いた。売上高は前期比13%増の2兆7200億円、営業利益は同4.1%増の3400億円、純利益は同4.1%増の2150億円。想定為替レートは従来通り1ドル=100円、1ユーロ=135円。

*内容を追加して再送します。

白木真紀

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