January 23, 2019 / 4:28 AM / 3 months ago

スバルが国内生産停止、3車種に部品不具合で 28日にも再開か

[東京 23日 ロイター] - SUBARU(スバル)(7270.T)は23日、群馬製作所(群馬県太田市)の生産を16日夜から停止していると発表した。同製作所で生産した3車種が採用している部品に不具合が生じる可能性があるため。ただ、不具合の原因などで一定の確認が取れ対策のめどが立ったことから、早ければ28日にも生産・出荷を再開する方向で準備を進めている。

 1月23日、SUBARU(スバル)は、一部の部品の不具合により16日夜から停止していた群馬製作所での車両生産・出荷を、早ければ28日から再開する方向で準備を進めていると発表した。写真は同社のロゴ。ミシガン州 デトロイトで2017年1月撮影(2019年 ロイター/Brendan McDermid)

問題の部品は、ハンドルを回す力を軽減する電動パワーステアリング(パワステ)装置。メーターパネル内のステアリング制御警告灯が点灯してパワステ機能が停止し、ハンドル操作が重くなる恐れがある。不具合の詳細な原因については調査を継続しているという。

スバルは部品の製造元を公表していない。複数の関係筋によると、日立製作所(6501.T)子会社の日立オートモティブシステムズとみられるが、同社の広報担当者もコメントを控えている。

当該部品が使われている車両は、スポーツ用多目的車(SUV)の「フォレスター」と「XV」、小型車「インプレッサ」。製造期間は2018年12月下旬から19年1月16日までだが、今も精査中で今後、変動する可能性がある。

群馬製作所はスバルの国内唯一の完成車工場で、本工場と矢島工場で計9車種を生産している。上記の3車種以外は不具合が見つかった部品を使っていないが、複数の車種を同じラインで生産しているため9車種すべての生産・出荷を止めている。

業績への影響は現時点で不明。生産台数への影響は、日当たり生産台数をもとにすると、操業が再開する予定の28日までで約2万台以上に及ぶ可能性がある。国内の顧客への納車には遅れが出始めているほか、対象車種がリコール(回収・無償修理)に発展する恐れもある。

スバルでは17年に無資格者による完成検査問題が明らかになり、その後も相次いで不正が発覚。リコールにもつながっている。

SBI証券の遠藤功治シニアアナリストは、今回の不具合が生じる原因はまだ判明しておらずスバルとサプライヤーの責任分担比率はわからないが、より懸念されるのは「最近のスバルの生産や品質検査で問題が多すぎること」と指摘。「背伸びし過ぎて生産を増やし、(サプライヤーを含め)現場がついてこれていないのではないか」との見方を示した。

19年の世界生産計画は103万台。群馬製作所ではこのうち65万台を生産する予定で、その約6割が主力市場の米国向けとなっている。同社は2月7日に19年3月期の第3・四半期決算を発表する予定。

*内容を追加します。

白木真紀

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