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国と協力し安全守る方法探る=スバルでも無資格者検査でトヨタ社長
2017年10月27日 / 07:32 / 25日後

国と協力し安全守る方法探る=スバルでも無資格者検査でトヨタ社長

[東京 27日 ロイター] - トヨタ自動車(7203.T)の豊田章男社長は27日、記者団の取材に応じ、日産自動車(7201.T)に続きSUBARU(スバル)(7270.T)でも無資格者が新車出荷前の完成検査を行っていたことについて、全社員で真の原因を追究して再発防止をすることも「日本のモノづくりの強み」と指摘。状況に応じて検査の方法を見直す必要性も示唆し、国と民間企業が協力して「より安心安全を守る方法を探っていく」との考えを示した。

 10月27日、トヨタ自動車の豊田章男社長は、記者団の取材に応じ、日産自動車に続きSUBARU(スバル)でも無資格者が新車出荷前の完成検査を行っていたことについて、全社員で真の原因を追究して再発防止をすることも「日本のモノづくりの強み」と指摘。写真は都内で8月撮影(2017年 ロイター/Kim Kyung Hoon)

豊田社長は現在、無資格者による完成検査発覚を受けて日本自動車工業会(自工会)の西川廣人会長(日産社長)の代行を務める。

豊田社長は、製造業は顧客から100%品質確保を期待されるが、「人間が営むと間違いを起こしてしまう場合もある」とし、その場合は「いったん立ち止まる。上から下まで全員で心をひとつに『現地現物』でしっかりと真因を追究し、2度と起きないようにすることも日本のモノづくりの強み」と語った。

その上で、昔は世界に日本のモノづくりに対する信頼などなく、先人の努力があったからこそ今の信頼があるとし、「現役のわれわれも今の評価よりもこれからの評価のために今、何をするかを皆、考えていくべきだ」と強調した。

検査制度については「ルールというものは絶えず状況が変わる。今がベストとなると、いろいろ止まってしまうこともある」と述べ、ルールも状況変化に応じて最適なものに見直す必要性を示唆。国と民間の両方で「より安心安全を守る方法を探り、協力していく」とした。

不正発覚時のトップの役割についても問われ、トヨタとしては「決めること、責任を取ること」と指摘。「日本の強みは現場。現場の先端技術は匠と呼ばれる技能がベースで、そこが日本の強み。現場の技能をベター、ベター、ベターの仕事に持っていくこと」がトップの役割とも語った。

現地現物とは「問題を解決し、困難を乗り越えるための答は現場にある」というトヨタ創業以来の経営哲学。机の上や頭の中だけで考えて判断するのではなく、実際に現場へ足を運び、事実に基づいて考えることを意味する。

白木真紀

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