[東京 9日 ロイター] - SUMCOは9日、2023年12月期第1・四半期の連結営業利益について、前四半期比67億円減の230億円を見込んでいると発表した。2四半期連続の減益を見込む。車載向けで底堅い需要が続くものの、メモリー向けで調整が強まっているため。
併せて発表した22年12月期(通期)の連結営業利益は前期比2.1倍の1096億円となり、期末配当予想を1株42円から45円(前年同期は24円)に引き上げた。年間配当は1株81円(前年は41円)を見込む。
口径300ミリのシリコンウエハーは第3・四半期まではロジック・メモリー向けともに供給能力を上回る需要が続いたが、第4・四半期に入ってパソコン・スマホの需要が軟化、需給がバランスし始めたという。
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