for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

住友商4―6月過去最高益、通期は維持 CFO「潮目に変化」

 8月3日、住友商事の諸岡礼二専務・最高財務責任者(CFO)は3日の決算会見で、足元の事業環境について、「潮目が変わりつつあり、先行きの不透明感が増している」と述べた。写真は都内で2018年4月撮影(2022年 ロイター/Toru Hanai )

[東京 3日 ロイター] - 住友商事の諸岡礼二専務・最高財務責任者(CFO)は3日の決算会見で、足元の事業環境について、「潮目が変わりつつあり、先行きの不透明感が増している」と述べた。同日発表した同社の2022年4―6月期の連結純利益(米国会計基準)は前年同期比44.7%増の1552億円と四半期で過去最高となったが、通期見通しは据え置いた。

第1・四半期は好調な滑り出しで、資源高や北米鋼管事業が寄与した。同社によると、500―600億円程度計画値を上回ったもよう。

通期業績に関しては、現時点では「上方修正が見込まれる」(諸岡CFO)ものの、連結純利益は3700億円(前期比20.2%減)と期初計画を据え置いた。IBESがまとめたアナリスト9人による連結純利益の予想平均値は4041億円。

諸岡CFOは、各国の金融引き締めにより、今後需要面に「大きなショック」が出てくる可能性を指摘。鋼材や建設機械などの需要減退への懸念が強まっているという。傘下の食品スーパー「サミット」では、電力価格上昇などによるコスト増で、収益を圧迫するとした。

一方で、北米鋼管事業の好調さは継続するとの見方を示し、エネルギー価格の上昇により、石油・ガスの採掘活動が活発で、需給がタイト化しているという。同氏は、少なくとも今年度中は旺盛な需要が続くと述べた。

ロシア向けの航空機リースについては、第1・四半期の収益はゼロで、機材の取り戻しも不透明とした。同社は5月にロシア関連損失を580億円計上したが、今後の状況によっては「さらに損失を計上するリスクはある」(諸岡CFO)とした。

(浦中美穂)

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up