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米下院委員会、乳児用粉ミルク不足問題で25日に公聴会へ

米議会下院のエネルギー・商業委員会は11日、全米での乳児用粉ミルク不足問題がどんどん憂慮すべき事態になっているとして、公聴会を25日に開催すると発表した。写真は、ロサンゼルス・フードバンクが提示した粉ミルク。2020年12月29日に米カリフォルニア州で撮影。(2022年 ロイター/Bing Guan)

[ワシントン 11日 ロイター] - 米議会下院のエネルギー・商業委員会は11日、全米での乳児用粉ミルク不足問題がどんどん憂慮すべき事態になっているとして、公聴会を25日に開催すると発表した。

米国内への粉ミルク最大供給業者である医薬品大手アボット・ラボラトリーズは2月、ミシガン州工場で製造した「シミラック」や他の粉ミルクを製品回収。シミラックを与えられた乳児が細菌感染症を起こしたとの訴えを受けた措置だった。これをきっかけに他社の粉ミルクも含め、全米で在庫不足が広がった。アナリストは、それまでに起きていたサプライチェーン問題や歴史的なインフレ高進が事態を悪化させていると指摘している。

アボットは11日、ミシガン工場の製造再開には米食品医薬品局(FDA)の承認が必要だとした上で、再開は2週間でできる可能性があると表明。ただ再開しても小売店の店頭に並ぶようになるまでには6週間から8週間かかるとの見通しを示した。

米小売りや薬局のターゲット、CVSヘルス、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスなどは現在、店頭やオンラインでの粉ミルクの購入に制限をかけている。

エネルギー・商業委員会のパローン委員長(民主党)は公聴会について、粉ミルク不足が問題化した原因や増産努力、米全土で安全な粉ミルクが確実に入手できるようにするために必要な措置などが焦点になると指摘した。問題解決に向けて議会がバイデン政権と協力する態勢にあるとも述べた。ただ議会あるいはホワイトハウスが供給拡大のために具体的にどう対応するかはまだ不明。

委員会側は証言で招致する企業幹部の名前はまだ明らかにしていない。

ホワイトハウスのジャンピエール報道官は同日、粉ミルクの確保は最優先課題だと強調した。ニューヨーク州のジェームズ司法長官も同日、粉ミルクの便乗値上げに注意するよう消費者に呼びかけ、極端な高価格が設定される場合は調査に乗り出す方針を表明した。

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