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米、粉ミルクの新規輸入容認へ 国内在庫不足に対応

 5月16日、米食品医薬品局(FDA)は、国内で不足している乳児用粉ミルクについて、通常は米国で販売されていない外国製品の輸入を認める方針を明らかにした。テキサス州の販売店で10日撮影(2022年 ロイター/Kaylee Greenlee Beal)

[ワシントン 16日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は16日、国内で不足している乳児用粉ミルクについて、通常は米国で販売されていない外国製品の輸入を認める方針を明らかにした。

時限的な措置で、FDA当局者によると、数週間内に店頭に並ぶ商品が増える可能性がある。海外の粉ミルクメーカーは、安全性や栄養分についてFDAの基準を満たす必要がある。

医薬品大手アボット・ラボラトリーズが2月、一部の粉ミルク製品を回収し、工場の稼働を停止したため、全米で在庫不足が広がった。

FDAは当該の工場で生産された粉ミルクを与えられた乳児4人がクロノバクター属菌の感染で体調不良になったとの報告について調査している。

FDAとアボットは16日、生産再開の要件について合意に達した。同社は、要件を満たしたとFDAに認められてから2週間以内に工場を再稼働すると表明した。

ホワイトハウスの当局者は先に、粉ミルクメーカーのアボットやレキットベンキーザー、ネスレ、ペリゴのほか小売り大手に対し、政府が輸送や物流面で支援を申し出たと明らかにしていた。

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